解説
コモンウェルス加盟国であるニュージーランド。フォーマルな状況においてはイギリス英語の影響を受ける。綴りもイギリス式を採用しているので、メートルを意味するmeterもmetre(英)となる。これに関しては、Georgia State University, Department of Applied Linguistics ESL - Spelling Differences between British and American English が詳しいので参照のこと。
スラングという観点からすると、イギリス英語だけでなく、オーストラリア英語との共通点が多い。これは地理的要因によるもの。下記の単語リストもオーストラリア英語のタグが付いているものが多い。
また、先住民族の言語であるマオリ語からの借用もニュージーランド英語の語彙の特徴。例えば、ニュージーランド人の愛称"Kiwi"は現地に生息する同名の鳥から来たものだが、この鳥の名前は英語ではなく、マオリ語に由来する。
durry
footy
half-pie
hard case
hoon
Kia ora
Kiwi
mate
m8
no worries
Pakeha
reckon
shite
sunnies
ta
tata
tautoko
tinny
yonks
他、オーストラリア英語、イギリス英語も参照されたい。これらのページで紹介しているものに関しても、NZで使われているものが多い。
音声的特徴
ニュージーランド英語の発音は、基本的にはオーストラリア英語のそれに近しいが、あくまで両者は似て非なるもの。下記にその一部を紹介する。
特徴的なニュージーランド英語の発音として、/e/が/I/に取って代わられるというものがある。例えば、penはpinに近い音で聞こえる。語学学校で勤務していた頃、NZの先生が「ピンをくれ」と言っていると思い、筆記用具のペンではなくピンを渡したら怪訝な顔をされたのを思い出す。
おまけ#1 ニュージーランド航空のセーフティデモクリップ。
こんなところにも結構癖の強さが出ています。上で述べた/e/→/I/の変化も見られますね(0:40-あたりより:leverがレバーではなくリバー)。
おまけ#2
ニュージーランド英語の訛り(accent)は、ここ30年程で強くなっているそうだ。メディアやネット等の通信手段の発達によって、訛りが標準化されていくなんて説もあるけれど、ニュージーランドではそうではないようだ。
NZ英語の話者の数を考慮すると、我々日本人にとっては現地に渡航でもしない限りは触れる事も少なかったが、2006年のTOEICテストの改定によって、高得点を目指す方にとっては軽視出来なくなったアクセントでもある。
footy
half-pie
hard case
hoon
Kia ora
Kiwi
mate
m8
no worries
Pakeha
reckon
shite
sunnies
ta
tata
tautoko
tinny
yonks
他、オーストラリア英語、イギリス英語も参照されたい。これらのページで紹介しているものに関しても、NZで使われているものが多い。
音声的特徴
ニュージーランド英語の発音は、基本的にはオーストラリア英語のそれに近しいが、あくまで両者は似て非なるもの。下記にその一部を紹介する。
特徴的なニュージーランド英語の発音として、/e/が/I/に取って代わられるというものがある。例えば、penはpinに近い音で聞こえる。語学学校で勤務していた頃、NZの先生が「ピンをくれ」と言っていると思い、筆記用具のペンではなくピンを渡したら怪訝な顔をされたのを思い出す。
おまけ#1 ニュージーランド航空のセーフティデモクリップ。
こんなところにも結構癖の強さが出ています。上で述べた/e/→/I/の変化も見られますね(0:40-あたりより:leverがレバーではなくリバー)。
おまけ#2
ニュージーランド英語の訛り(accent)は、ここ30年程で強くなっているそうだ。メディアやネット等の通信手段の発達によって、訛りが標準化されていくなんて説もあるけれど、ニュージーランドではそうではないようだ。
NZ英語の話者の数を考慮すると、我々日本人にとっては現地に渡航でもしない限りは触れる事も少なかったが、2006年のTOEICテストの改定によって、高得点を目指す方にとっては軽視出来なくなったアクセントでもある。