wetback [wétˌbæk][ウェットバック]
[名](アメリカ)
1.アメリカに不法入国するメキシコ移民。
2.メキシコ系アメリカ人
3.ヒスパニック系アメリカ人
4.ラティーノ系アメリカ人
1~4、どの人に対してこのwetbackという単語を使っても、どれも蔑称扱いになります。
現在も使われているが、1が本来の意味。メキシコからアメリカに不法に入国を試みる場合、彼らは米墨の国境の一部を形成するRio Grande River(リオグランデ川)を渡るのだが、当然橋やボート等は使えないので泳がなければならない。その際に背中(back)が濡れる(wet)事からwetbackと呼ばれるようになった。
また、そこから派生し、この単語の指す対象は、メキシコ系アメリカ人(合法的な移民)や、その他ヒスパニック系やラティーノ系のアメリカ人にまで広がっている。
例文 This racist judge called Latino defendants "wetbacks". この人種差別主義の裁判官はラティーノの被告人達を"ウェットバック"と呼んだんだ。
例文 Hey it's not wetbacks taking your jobs. You guys are just incompetent. メキシコからの移民が仕事を奪っているんじゃないんだよ。お前らが単に使えないだけなの。
例文 This racist judge called Latino defendants "wetbacks". この人種差別主義の裁判官はラティーノの被告人達を"ウェットバック"と呼んだんだ。
例文 Hey it's not wetbacks taking your jobs. You guys are just incompetent. メキシコからの移民が仕事を奪っているんじゃないんだよ。お前らが単に使えないだけなの。
アメリカ社会において、彼らの母語であるスペイン語と共に存在感を増し続けるヒスパニック系移民(メキシコ系が大多数)だが、実はその多くが不法移民。
安価な労働力を彼らに頼っている部分が大きいので、これをがんじがらめに規制するとアメリカ経済が立ち行かなくなるという話もよく聞くが…。
U.S.Border Patrolによるリオグランデ川警備の模様。
どんなに規制が強化されようが、彼らにとって決して裕福になれるとは言い難いが、それでもより良い生活を送れる国(アメリカ)とそうでない国(メキシコ)の経済格差が無くならない限りは(…)、この問題は常にいたちごっこなんだろうな、と。