「世界語」とも呼ばれる英語。それだけに多様な方言を持ち、スラング(俗語)ともなるとそのバリエーションは一段と豊かになります。当辞典では、アメリカの高校で学びカナダの大学で言語学を修めた日本人が、各国共通のものは勿論、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等の英語スラングを方言・各英語圏・地域別に分類、使用法・和訳・意味・由来・発音(読み方)を解説していきます。
アメリカンスラングvsブリティッシュスラング on Ellen
アメリカのTV番組"The Ellen DeGeneres Show"での一コマ(笑っていいとものテレフォンショッキングのアメリカ版とでも言いましょうか)。MCのEllen DeGeneres(アメリカ人)とゲストのHugh Laurie(イギリス人)が、それぞれの国のスラングに関する問題を出し合っている。
Ellenが出題したもの(アメリカのスラング)
・flossing=showing off=見せびらかす
・ba-donka-donk=extremely curvaceous female behind=とても曲線的な、女性のお尻(つまりはいいお尻)。黒人英語発祥の表現。
#curvaceousとは「曲線的な」とかそんな意味。ここでのbehindは前置詞ではなく、名詞「お尻」として使われている。
・shawty=young kid or woman=子供、もしくは若い女性
Hughが出題したもの(イギリスのスラング)
・chin wag=chat=おしゃべり
・chuffed to bits=really pleased=とても嬉しい
chuffedは当ブログでも紹介していますね。
お互いのスラングを全然分かっていないのを見ると、スラングの地域間の隔たりが大きい事を再認識するな、と。これだからこの手の勉強?は止められない。
ちなみにMCのEllenさん、元がコメディアンだけあって、ちょくちょく面白い事を言ってくれる。効果音に対しても、「この音はイングランドでは違う音だろうからね」なんて茶化したり(1:07-)。