lahと並んでシングリッシュの代表とも言える品詞のlor[ロー]、シンガポールに渡航したらこの単語を耳にしないといったことはまずないでしょう。
さて、頻繁に聞かれるこの単語ですが、適訳は何でしょう?無いかもしれませんね。ハッキリ訳さなくて良い単語といってもいいかもしれません。lahも同じでしたね。
このlorには、人の行動や考え、何らかの状況に関しての諦めのニュアンスが含まれます。ハッキリ訳さなくて良いと申し上げましたが、このニュアンスを加味して文章や発話を理解して頂ければ良いと思います。
例 It's raining so hard lor. 雨がすんごく強く降っているよね。
この例文では、話者が雨が降っている事に感じている諦めのニュアンスが含まれています。
例 Sometimes stereotypes cannot be helped lor. 固定観念ってのは時にはどうしようもないものなんだよねぇ。
この例文において、話者は固定観念というものは時には避けられないものだという諦観を含んで発話しており、それをlorが表しています。
例 I'm busy tho but if you want come over lor. 忙しいけれど、来たいなら来なよ。
話者は忙しいのですが、君が来たいんだったら来なよと諦めをもって相手に発話しており、そのニュアンスをlorが補完しています。